【次女】絶望感で押し潰されそうになっていた中待合室
4人の子持ち(長男・長女・次女・次男)主婦です。日常の事、子育ての事、自分の好きな事等を気ままに書いていきます。
2020年に次女が1型糖尿病と診断されました。その事についても書いていきたいと思います。
続きです。
当時の次女は小学3年生でした。
コロナ禍の長期休校の関係で6月から学校が始まり、学校での尿検査をしたのが短い夏休みを終えた2学期開始すぐの9月中旬でした。
9月下旬の金曜日に養護教諭から電話があり、その電話のあとに急いで掛かり付け医を予約して行きました。
掛かり付け医
『糖尿病に1型と2型というのがあって、よく耳にして皆さんが想像するのが2型の方なんですよ。
1型糖尿病は子供がなる事が多いので小児糖尿病とも言われたりもしますね。
何でなるのか原因は分からないんです。遺伝でも無いです。』
その他にも医師は色々と教えてくださっていますが、頭の中が整理出来ず、苦しくて苦しくて我慢出来ず、涙がこぼれてしまいました。
と、言うのも。
次女は生後10ヶ月の時に【川崎病】にかかり、1週間入院した過去があります。
その時も川崎病の原因は分からないと言われ、今回の1型糖尿病も原因はハッキリしないと。
何で次女ばかりこういう病気になるんだ。
まして、糖尿病は治らない。
【絶望感】で目の前が真っ暗な暗闇になったような感覚でした。
何で。
何で。
うちの子ばっかり。
看護師からティッシュを手渡され、涙を拭きながら話を聞きました。
掛かり付け医
『お母さん、今はね良い薬も出来ていて、インスリンを打てば好きな事も出来るし、長生きも出来るような時代になっていますよ。
私の患者さんでも、以前、1型糖尿病になりましたけど、今もすごく元気に過ごしています。』
医師が私を元気づけようとしてくれているのは伝わりました。
けれど、そんな事が耳に入らないくらい悲しくて。
私が代われたらどれだけ良いだろう。
そんな事ばかり考えていました。
すぐに大きな病院に行く準備の為に、紹介状を書くから中待合で待つように言われました。
次女と共に中待合の長椅子に腰掛け、また涙がどんどんと溢れてきました。
次女は事情が飲み込めず、私が泣いている為
『何で泣いてるの?』
と不安気に見上げていました。
次女の為に気丈に振る舞わなければ。
頑張って涙を止めなければ。
その時、1人の看護師が私の横に座りました。
その看護師は私がこの小児科に通うようになる前から働いていらっしゃり、次女が川崎病になった時も、長女がイジメられて苦しんでいた時も、いつも親身になって励ましてくれていた方です。
看護師は私の背中をさすりながら、
『お母さん、苦しいよね。悲しいよね。
でもね、お母さんは悪くないからね。自分の事を責めたりしないで。
お母さんはいつも頑張っているよ。
泣きたい時は泣いていいよ。』
ずっとずっと、私が泣き止むまで背中をさすってそばにいてくれました。
続
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